皆様、あけましておめでとうございます!
本年もよろしくお願い致します。
おはようございます!スタッフです!
この辺の地域は、雪も滅多に降らない上、そこまで寒さも厳しくないので
暖冬ともなれば、厚めの冬服が出番なしの状態です。
その為、冬仕様の可愛いコートもまだクローゼットの中です(笑)
とはいえ、一応冬なので風は冷たく、薄着をしていては
風邪を引いてしまいます。
ノロウイルスも出たりしているので、皆様も気を付けて下さいね。
さて、今回は、シンガーヌイヌイ6212C、
30年くらい前のミシンの修理依頼です。
「縫っていると目が飛んだり、針がおれたりするので
見てほしい」と持って来られました。
分解してみると、ギヤー駆動ではなく、ベルト駆動になっています。
多分ベルトが緩んで、遊びが多くなり、そういうことに
なったのではないかと思い、ベルトを張って、
針と釜のタイミングを調整し、糸をかけて、縫ってみました。
最初は良かったのですが、しばらく縫っていると、
針が大釜の底に当たって折れてしまいます。
おかしいことがあるものだと思い、
「ネジが緩んでいるところがあるのか?」
「ひび割れているところはないか?」
「ベルトの山の欠けがあるのか?」詳細に調べても見つかりません。
一旦中止して、他の仕事をしてから、翌日再度挑戦してみました。
すると、ベルトの元の方の大きいプーリーのネジが
しっかりと締まっていなくて、少しずつ動いていたようです。
見た目は全く問題ないように見えていましたが、
長年の間に少しずつ緩んでいたのでしょう。
再度、タイミングを合わせて縫ってみて、OKとなりました。
今回は、見た目で、「ネジは締まっている」と思い込み、
疑わなかったところに原因がありました。
念には念を入れ、確実な仕事をしなければ駄目だと
痛感致しました。