皆さん、こんにちは。
もう2月も中旬に差し掛かろうとしていますね。
最近、年明けと思っていたのにあっという間です。(笑)
今回は、リッカ-RZ-307Bの修理依頼です。
リッカ-ミシンの外付けモーターのタイプのジグザグミシンです。
ベルトが細くなって回らなくなったし、電球も切れているので、直してほしいとのこと。
「古いミシンで重量もかなりあるので、思い切って新しいミシンにされると、
糸通しも簡単にできて、楽ですよ。」と、ちょっとオススメはしましたが、
このミシンは結婚して間もない頃、今は亡きご主人が奥様のために、内緒で毎月
積立をして、結婚記念日にプレゼントされたミシンで、
しばらく全く使っていらっしゃらなかったようですが、直してほしい。とのことでした。
ベルトと電球を交換すれば、すぐに直ると思ったのですが、布押えが全く動かなくなっていて
これが大変でした。
布押えの芯棒とスリーブ(筒)の中が、錆びと油で固着していて、どうやっても
分解できないのです。スリーブをガスで焼いて、水に浸けたりしても、どうにもならなかったので、
固着した芯棒とスリーブを旋盤加工して、新しく作り替えようとして加工し始めたら、
偶然動き始めたので、スリーブと芯棒を分解し、研磨して組み立ててOKとなりました。
思い出のミシンということでしたので、無事修理が終わり、お客様にお届けすることができて良かったです。